令和2年10月20日(火)吉田高校は83回目の創立記念日を迎えました。朝早く、古屋勇人校長先生が全校生徒、全教職員に向けてメッセージを下さいました。

今日は、本校８３回目の創立記念日です。１０月２０日を創立記念日と定めたのは次のような経緯です。 私たちが暮らしている広大な富士の懐に抱かれる富士北麓は、古くから岳麓と呼ばれていました。岳麓の地は、厳しい自然環境の中にあって、古くから特有の文化を育て、幾多の人材を輩出してきました。大正時代に当時の福地村外四ケ村恩賜県有財産保護組合が部分林の伐採収益を義務教育以上の若者を育てる資金として使うことを決議して以来、岳麓地方に５年制中等学校を設立したいというのは、岳麓住民の悲願でありました。 当時の方々の並々ならぬ尽力により、昭和１２（１９３７）年１０月２０日、文部大臣より山梨県立岳麓農工学校の設立認可を受けました。この日から今日まで続く山梨県立吉田高等学校の歴史が幕を開けることになりました。本校では、この日を学校創立記念日と定めています。 本校の今年のスローガンは、昨年に引き続き「やらまいか」としています。これは、岳麓農工学校初代校長の本多六三先生の精神を示しており、困難に立ち向かい「やってしまおう」という意味を持つ言葉です。以来、本校が持つ進取の気風は、創立当初からの「やらまいか」の精神として脈々と引き継がれ、今日に至っています。 本校に通う皆さんは、先行き不透明で予測困難な時代の荒波の中で、この精神を胸に、毎日を精一杯生きて、学業をはじめすべての学校生活に全力で精励してほしいと願っています。

古屋校長先生、創立記念日の経緯を詳しく教えて下さってありがとうございました。